キンドルはwebで読める!ブラウザ版の使い方と注意点

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「キンドル web」と検索して、この記事にたどり着いたあなたは、「Kindle本は専用の端末やアプリがないと読めないのだろうか?」といった疑問をお持ちかもしれません。

実際には、専用アプリをインストールしなくても、お使いのWebブラウザから手軽にKindle本を読む方法が存在します。


このブラウザで読むための仕組みは、公式にはKindle Cloud Readerと呼ばれています。

例えば、普段お使いのKindle ブラウザ ChromeなどからKindle for Web ログインを行うだけで、購入済みの本棚にアクセスが可能です。

しかし、この手軽な方法には「kindle ブラウザ 読めない本がある」「そもそもkindle for webアプリとは違うの?」といった新たな疑問や注意点も伴います。

また、便利なkindle無料の作品を読む際にも、ブラウザ版とKindleアプリ版では少し勝手が異なる場合があります。


この記事では、ブラウザ版Kindleの基本的な使い方から、専用アプリとの違い、そして読者が陥りがちな失敗や後悔を避けるためのポイントまで、網羅的に解説していきます。




キンドル web版の始め方と基本機能

  • Kindle Cloud Readerとは
  • Kindle for Web ログイン方法
  • Kindle ブラウザ Chromeでの使い方
  • そもそもKindleブラウザとは何か
  • kindle for webアプリは不要
  • kindle無料の作品を読む方法


Kindle Cloud Readerとは

Kindle Cloud Readerは、専用のソフトウェアやアプリケーションをPCにインストールすることなく、Webブラウザ上で直接Kindleの電子書籍を読むことができるAmazonの公式サービスです。

言ってしまえば、インターネット環境とWebブラウザさえあれば、いつでもどこでも自分のライブラリにアクセスできる点が最大の特長と考えられます。

例えば、普段使用しないPCや、ストレージ容量に余裕がない端末からでも読書を楽しみたい場合に非常に役立ちます。

このサービスは「Kindle for Web」という名称で呼ばれることもあり、Amazonのアカウントに紐づいたクラウド上の本棚をブラウザで閲覧する、というイメージを持つと分かりやすいかもしれません。

ただし、手軽である一方で、後述するような機能制限や、閲覧できる書籍の種類に制約がある点も理解しておく必要があります。


Kindle for Web ログイン方法

KindleのWeb版(Kindle Cloud Reader)を利用するためのログイン方法は非常にシンプルです。特別な登録手続きは必要なく、普段お使いのAmazonアカウント情報を使用します。

まず、お使いのWebブラウザで「Kindle Cloud Reader」または「read.amazon.co.jp」にアクセスします。

すると、Amazonのログイン画面が表示されますので、登録しているEメールアドレスまたは携帯電話番号と、パスワードを入力してログインしてください。

正常にログインが完了すれば、自動的にあなたのKindleライブラリが表示されます。

そこには、これまでに購入した電子書籍や、Kindle Unlimitedで利用中の本が一覧で並んでおり、読みたい本の表紙をクリックするだけで、すぐに読書を開始できます。

二段階認証を設定している場合は、画面の指示に従って認証コードの入力が求められます。


Kindle ブラウザ Chromeでの使い方

KindleのWeb版は、多くのモダンなブラウザに対応していますが、ここでは利用者数の多いGoogle Chromeでの使い方を説明します。

基本的に他の対応ブラウザ(SafariやEdgeなど)でも操作感に大きな違いはありません。

ChromeでKindle Cloud Readerのサイトにアクセスしログインを済ませると、あなたのライブラリが表示されます。

読みたい本の表紙をクリックすると、新しいタブまたはウィンドウでビューアが起動し、本の内容が表示されます。

ページの移動は、キーボードの左右矢印キーや、画面の左右に表示される矢印アイコンのクリックで行えます。

また、マウスのホイールをスクロールさせることでもページをめくることが可能です。

マンガ作品の場合は、画面右上の設定メニューから、縦スクロールと横スクロールの切り替えもできるようになっています。


そもそもKindleブラウザとは何か

「Kindleブラウザ」という言葉は、文脈によって二つの意味合いで使われることがあります。一つは、本稿で解説しているような、ChromeやSafariといった一般的なWebブラウザでKindle本を読む機能(Kindle Cloud Reader)を指す場合です。

そしてもう一つは、Kindle電子書籍リーダー端末に搭載されている、実験的な簡易Webブラウザのことを指す場合があります。この端末搭載のブラウザは、あくまで補助的な機能であり、一般的なWebサイトの閲覧には最適化されていません。動作も遅く、表示が崩れることも多いため、日常的なブラウジングに使うのは難しいでしょう。

この記事では、前者の「一般的なWebブラウザでKindle本を読むこと」に焦点を当てて解説を進めています。


kindle for webアプリは不要

「kindle for webアプリ」という言葉で検索される方もいますが、厳密には「Kindle for Web」という独立したアプリケーションは存在しません。

これはWebブラウザ上で完結するサービスであるため、スマートフォンアプリのようにApp StoreやGoogle Playから何かをインストールする必要はないのです。

このため、PCのストレージ容量を一切消費しないというメリットが生まれます。

多くの電子書籍をダウンロードすると、PCの容量を圧迫してしまうことがありますが、ブラウザ版ではその心配がありません。

したがって、「アプリのインストールはしたくないけれど、PCの大画面でKindleを読みたい」というニーズに最適な選択肢が、このブラウザで利用するKindle Cloud Readerであると言えます。


kindle無料の作品を読む方法

Amazonでは、常時無料で提供されているマンガや、期間限定で無料公開される小説・雑誌などが多数存在します。

これらのkindle無料作品も、Webブラウザ版で手軽に読むことが可能です。

AmazonのKindleストアで「無料本」や「無料マンガ」のコーナーにアクセスし、読みたい作品を探します。

作品ページに「無料で読む」や「¥0 Kindle版」といった表示があれば、それをクリックするだけでライブラリに追加され、そのままブラウザのビューアで読み始めることができます。

ただし、作品によってはKindle Unlimited会員限定の無料対象である場合もあります。

その場合は、Kindle Unlimitedへの加入が必要です。ブラウザ版は、こうした無料作品を試し読みしたいときにも、ソフトウェアのインストールなしですぐにアクセスできるため、非常に便利です。


キンドル web版のデメリットとアプリ比較

  • kindle ブラウザで読めない本の種類
  • PC版Kindleアプリとの機能の違い
  • オフライン環境では利用できない点
  • 本の検索はKindleストアへの移動が必要
  • 状況に応じたキンドル webの使い分け


kindle ブラウザで読めない本の種類

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Webブラウザ版Kindleを利用する上で、最も注意しなければならないのが、すべての書籍が閲覧対象ではないという点です。

ライブラリにある本でも、クリックすると「この本はKindle Cloud Readerではサポートされていません」といった主旨のメッセージが表示されることがあります。


#### 読める本の主なカテゴリ

一般的にブラウザ版で問題なく読めるのは、レイアウトが固定されているタイプの書籍です。

  • マンガ・コミック
  • 雑誌
  • 写真集や画集
  • 多くの洋書

これらの書籍は、紙の媒体と同じページ構成で表示されるため、ブラウザでの再現性が高いと考えられます。


#### 読めないことが多い本のカテゴリ

一方で、以下のカテゴリに属する日本語の書籍の多くは、ブラウザ版では読むことができません。

  • 小説、文芸書
  • ビジネス書、自己啓発書
  • 専門書、学術書

これらは読者の設定に応じて文字サイズや行間が変動する「リフロー型」の書籍であり、ブラウザ版のビューアはこの形式に対応していない場合が多いのです。

この制約が、ブラウザ版の最大のデメリットと言えるかもしれません。


PC版Kindleアプリとの機能の違い

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PCでKindle本を読む方法には、ブラウザ版のほかに、無料でインストールできる専用アプリ「Kindle for PC」を利用する方法があります。

両者を比較すると、機能面では専用アプリの方が圧倒的に優れています。

主な違いを以下の表にまとめました。

機能Kindle for Web (ブラウザ版)Kindle for PC (アプリ版)
読める本の種類マンガ、雑誌、洋書が中心購入したほぼ全ての書籍
オフライン閲覧不可可能(要ダウンロード)
ハイライト・メモ洋書のみ対応全ての対応書籍で可能
本文のコピー&ペースト不可可能
ページめくりアニメーションなしあり
インストール不要必要
ストレージ消費なしあり(ダウンロード分)

このように、読書体験の快適さや機能の豊富さを求めるのであれば、Kindle for PCアプリの利用が適しています。

一方、手軽さやストレージを消費したくない場合はブラウザ版に利点があります。


オフライン環境では利用できない点

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ブラウザ版Kindleのもう一つの大きな制約は、利用に常時インターネット接続が必要であることです。

このサービスは、ページをめくるごとにデータをサーバーから読み込んで表示するストリーミング形式に近い仕組みで動作します。

そのため、インターネットに接続できないオフラインの環境では、ライブラリを開くことも、本を読むことも一切できません。

例えば、移動中の新幹線や飛行機の中、あるいは通信環境が不安定な場所で読書をしたい場合には不向きです。

これに対して、PC用Kindleアプリは、事前に読みたい本をダウンロードしておくことで、オフライン環境でも全く問題なく読書を楽しめます。

外出先でノートPCを使って読書をする機会が多い方は、この点を考慮するとアプリ版を選択する方が賢明です。


本の検索はKindleストアへの移動が必要

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Webブラウザ版のライブラリ画面は、あくまで購入済みの本棚としての機能が中心です。

専用アプリのように、読書履歴に基づいたおすすめ作品が表示されたり、ストア機能が統合されていたりすることはありません。

新しい本を探したり購入したりしたい場合は、ライブラリ画面のメニューから「Kindleストア」を選択し、Amazonのウェブサイトに移動する必要があります。

この一手間を少し煩わしく感じる方もいるかもしれません。

ただし、マンガなどを1巻読み終えた直後には、続巻や関連作品へのリンクが表示されることもあります。

その場合は、表示されたリンクから直接Kindleストアの商品ページへ移動して購入手続きを進めることが可能です。


状況に応じたキンドル webの使い分け

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これまでの情報を踏まえると、キンドル web版は、その手軽さと引き換えにいくつかの制約があるサービスであることが分かります。

したがって、Web版とアプリ版のどちらか一方だけを使うのではなく、それぞれの長所を理解し、状況に応じて賢く使い分けることが鍵となります。

以下に、それぞれの利用シーンを箇条書きでまとめました。この記事の結論として、あなたの読書スタイルに合った方法を見つけるための参考にしてください。

頻繁にPCで読書をする

Webブラウザ版が適しているケース

PCのストレージ容量を節約したい

ソフトウェアをインストールしたくない

主にマンガや雑誌をPCの大画面で楽しみたい

普段使わないPCから一時的に自分の本を読みたい

kindle無料作品をとにかく手軽に試したい

専用アプリ版が適しているケース

小説やビジネス書など、あらゆるジャンルの本をPCで読みたい

オフライン環境でも読書を楽しみたい

ハイライトやメモ機能を活用して学習や資料作成に役立てたい

快適なページめくりなど、質の高い読書体験を求める


状況に応じたキンドル webの使い分け まとめ

これまでの情報を踏まえると、キンドル web版は、その手軽さと引き換えにいくつかの制約があるサービスであることが分かります。

したがって、Web版とアプリ版のどちらか一方だけを使うのではなく、それぞれの長所を理解し、状況に応じて賢く使い分けることが鍵となります。


この記事で解説した重要なポイントを、以下に箇条書きでまとめます。

・両方のメリット・デメリットを理解し、シーン毎に使い分けるのが最も賢い利用法

・Webブラウザ版Kindleは専用アプリのインストールが不要

・サービスの正式名称はKindle Cloud Reader

・普段のAmazonアカウント情報で簡単にログインできる

・ChromeやSafariなど主要なモダンブラウザに対応している

・PCのストレージ容量を一切消費しない点が大きな利点

・主にマンガ、雑誌、写真集、洋書の閲覧に向いている

・日本語の小説やビジネス書など文字中心の本は読めないことが多い

・利用には常時インターネット接続が必須でオフラインでは使えない

・新しい本を探す際はKindleストアのサイトへ移動する必要がある

・PC専用アプリは購入したほぼ全ての書籍を読むことが可能

・専用アプリはハイライトやメモ、コピーなど便利な機能が充実している

・書籍をダウンロードすればオフ-ラインでも読めるのがアプリ版の強み

・手軽さを最優先するならWeb版、機能性を重視するならアプリ版が適している

・ソフトウェアを入れられない会社のPCなどでの一時利用にWeb版は便利


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